昭文社のリストラ

地図の「マップル」などを発行する出版社の昭文社20日、50歳以上の社員を対象に希望退職者を募集すると発表した。景気悪化でレジャー需要が落ち込み地図やガイドブックの売り上げが減少しているため、正社員の1割にあたる50人を削減する。
同社は出版不況に対応してカーナビなど電子事業への転換を急いでいる。希望退職の募集は初めてで、正社員496人のうち出版部門を中心に人員を絞り込む。
募集期間は3月9―13日。応募者には退職金と特別加算金を支給し、再就職支援を行う。削減に伴う特別損失を2009年3月期決算に計上するが金額は未定としている。
http://www.nikkei.co.jp/news/sangyo/20090220AT1D2007L20022009.html:Title

出版社だけど、「地図やさん」という別の側面もあるので、必ずしも出版不況とリンクしているわけではないと思うが、「紙がそっぽを向かれている」という意味においては、先鋭的な現象なのではないか。その現実にはしっかり目を向けなくちゃね、と思ったニュースでした。
それにしても、昭文社って500人近く社員がいたなんて大きな会社だなぁ。といっても、もちろん出版社にしては、という意味で。もともと少人数でチマチマやっているのが多くの出版社だから、1割程度削減=50人といっても多いっ!と思ってしまうが、他業種では、数百人、数千人単位のリストラが行われているもんなぁ。はぁあ。