『数の悪魔』

ケイくん@10歳が学級文集を持って帰ってきた。何気なく読んでいると、ケイくんの仲良しの友達が「今、『数の悪ま』という本にはまってて・・」と書いていた。

ん?あぁ、あの有名な本か。確か我が家にもあるぞ、とすぐに気づき、本棚をコソコソ、ゴソゴソ。「じゃーん、その本ならココにあるよ」と渡すと、すぐに食いつき「なるほど!面白い」とケイくん、一気読み(ちなみに帯には「10歳からみんな」とあるが、まさに10歳のケイくんにはぴったりなのだ)。

素数無理数」、「フィボナッチ数」などと難しそうな言葉が並んでるし、実際ちゃんと理解できているかどうかは怪しいが、この「お、面白いじゃん」「なるほどー」という感覚が読み継がれている要因なんだろうな。

奥付をみると発行は2000年(我が家にあるのは「普及版」)。実に15年近くの眠り(?)から覚めた瞬間だった。当時は、子供もおらず、単純な興味で買った本だろうが、このようによみがえるとは。

時を経て世代を超えてよみがえる本の不思議と、それをいとも簡単に成し得てくれる紙の本の良さを再認識した出来事だった。

数の悪魔―算数・数学が楽しくなる12夜

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