米国大手出版社破産

米出版大手リーダーズ・ダイジェスト・アソシエーションは17日、16億ドル(約1500億円)に上る債務を株式化することで主要債権者と基本合意したと発表した。その上で、今後1カ月間、利害関係者とさらなる債務圧縮交渉を進め、連邦破産法11条(日本の民事再生法に相当)の適用を申請する方針。事前調整型の破産手続きを経て、早期再建を目指す。
 同社は、総合月刊誌「リーダーズ・ダイジェスト」など100種類近い雑誌を発行している。しかし、景気後退で広告収入や販売部数の減少が収益を大きく圧迫していたとみられ、同日には債務の利払いを停止した。
 再建手続き中の資金として、同社は主要債権者から1億5000万ドルの事業再生融資(DIP)を受ける。再建後の負債は現在の22億ドルから5億5000万ドルに削減される見通しだ。 
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090818-00000002-jij-int