自由研究、おわったよー
小学生の夏の悩みといえば、自由研究。うちの子の小学校は、自由研究「か」自由工作ということで、わりと毎年工作でごまかして(?)来たけど、今年はなんとなくの流れで自由研究をすることに。
この自由研究、夏休みの始まりともにはじめ、今日、やっと終わった。というとめちゃくちゃ大作が出来上がったようだけど、実質的にはそんなでもw
大きく分けて、
第1ステージ テーマを決める
第2ステージ データを集める
第3ステージ まとめ方を考える
第4ステージ まとめる
とあるとしたら、一番時間がかかったのは、第1ステージ。1〜2あたりは主に夫が中心となってやってくれていたので、細かいことはわからないけど、お互い「まだ夏休みあるし」って感じでのんびりムードが漂っていた。
できるだけ、大人の誘導はかけないという方針のもと、自主性に任せたら進まない、進まない(当たり前)。そこでいくつか出させては、ボツという作業を繰り返し、なんとかテーマを絞り込めたのが8月も半ばになってから。
それから第2ステージのデータ集め。これはやることさえ決めてしまえば「やった?」「測った?」という声かけだけで終わるので、期間はそこそこかかったが、親的には楽勝。
そして第3ステージ。ここは私の番。とりあえず、どのように書くか、まとめを下書きするようにというと、結果と結論のみ書いてきた。そうか、ここからやらなくてはならないか。
こういう研究ではね、まず
- なぜこの研究をやったか
- その研究のための前提知識(「〜とは」)
- どんな計測するか、それはなぜか
- どうやって測ったか
- 実測値(データ)
- それを見て何が分かるか
- 結果を見た感想(予想との違いなど)
- 次にしたいこと(ほかのどんな実験をするとよいかなど)
こういったことが必要だから、書けるところを書いてみよう、と。ここまで分解して、見出しっぽいものを立てて、何を書くかと細分化してあげないと、流れを自分で作るのは、むつかしいらしい。
学校で●●新聞みたいな感じで発表しているのが近いかなと思うけど、とくにその手のノウハウは持ち合わせてなかったので、やっていないのか、身についていないのか。
そんなわけで、下書きも非常に時間かかった。構成を組み立てるところはほぼ誘導だけど、文章は全部自分で書かせて、必要に応じて校正という作業をしていたら、あっという間に1週間くらい。
この下書き作業が実はとても大事。誤字脱字、主述ねじれなど基本的な確認のほかに、読むまたは見る人を想定した「見栄え」も考えなくてはならない。たとえば、
- 見出しは大きくする
- 重要事項には色を付ける
- 文章のみで完結させようとせず、必要に応じて絵や写真の入れる
- データは、表にするかグラフにするか、グラフにするとしたらどんなグラフがよいか(棒グラフか円グラフかなど)
- どこにどの順番に何をおくと分かりやすいか(説明の順と目線の流れ)
などなど。そして最後にラフを切って、第3ステージ終了。
そして最後の仕上げ、第4ステージ。下書きが一応完成してから、模造紙を買ってきて、それに清書。これもどう見せるか、配置から色使いまで、かなりアドバイスをして、やっとのことで書き上げたのが今日!!
出来上がったのは、わが子にしては十分な力作だが(分かっているんですよ、親ばかってことは)、いやはや自由研究は大変だわ。子供はもちろん、親も。