立場によって表現が変わること

2年生ももうすぐ終わる。2年に一度クラスがえがあるので、このメンバーのクラスは今年で終わり。ということもあり、保護者有志が中心となって1年生の先生、2年生の先生にそれぞれメッセージを書いて渡そうということになった。配られた紙は4枚。1人の先生に2枚ずつ、親と子がそれぞれ書く。
明日が締切ということで、あわてて自分のを書き、ケイくんにも書かせた。自分からのメッセージは、芸がないなと思いつつ、簡単なエピソード+無難な「おかげさまで」やら「ありがとうございました」やら「お世話になりました」がちりばめられた文章。
さて、子供は何を書いたのかしらと見てみると、2つとも最後は「先生も頑張ってください」で終わっていた。素直に思ったように書いたんだろうが、そろそろこれもマズかろう。先生へのメッセージでこれはよくないということを説明したところ、傍にいた夫が「目上、目下」の話をし始めた。ケイくんは話を聞き、一応、分かったと言って、「これからもよろしくおねがいします」と直していた(これまた無難になってしまったが)。
これからどんどん、立場で適切な表現を使うことを覚えていかなければいけない。文字通りの言葉だけでははかれない、様々なニュアンスなども理解できるようになっていかなくちゃな。そんなことを思った一件だった。