75%以上の大人は本を読んでいる

1カ月間に本を1冊も読まない人は23.7%――。読書推進活動をしている財団法人・出版文化産業振興財団(JPIC)が、来年の国民読書年を前に行った「読書実態と意識に関する調査」で、そんな実態が明らかになった。
 全国の20代から60代の人を対象にインターネット調査を実施。1550人から回答を得た。1カ月に読む本の冊数は「1冊」が最多の29.2%。「5冊以上読む」と答えた人は10%だった。「0冊」と答えた人が多いのは30代で、この世代の27.4%にのぼった。「3冊以上読む」と答えた人は60代が最も多く、32.2%いた。
 「0冊」と答えた人に理由を聞くと、30%の人が「仕事、家事、勉強が忙しくて時間がない」と答えた。20.2%の人が「読みたい本がない、何を読んでいいか分からない」、15.8%の人が「読まなくても不便はない」。
 調査では、子どものころの読書体験が読書冊数に大きな影響を与えていることが分かった。親から本を読んでもらったり、薦められたりした人の4割以上が1カ月に3冊以上の本を読んでいる。そうした体験がない人の37.4%が1冊も読んでいなかった。
http://www.asahi.com/national/update/1020/TKY200910190474.html?ref=rss

この記事のタイトルは「「忙しくて」本読めぬ30代 4人に1人「1カ月0冊」」とだったが、裏を返せば、75パーセント以上の人は1ヶ月に少なくとも1冊以上本は読んでいるわけだ。それって結構多いんじゃないか?と思うのだが、楽観的すぎだろうか。欲をいえば、読む「冊数」がもう少しずつ増えてくれるといいんだけど。

本を読めない理由として上げられていた「仕事」と「育児」。「仕事で忙しい」といっても「仕事で本を読む必要が出てくる」場合も結構多いし、「忙しいからこそ」読むといいと思う(なんだかんだでビジネス書があれだけ大きな市場なので、余計なお世話だと思うが)。
まが、「育児」をしている人も自分の本を読んでいる時間はないけど、「子どもに読み聞かせている本」は案外あり本に全く接していないわけではないのではないかな。それは読書ではないけど、「本とふれあう機会」として評価すべきだと思う。

まぁ、「忙しい」を理由にしている人は忙しくなくなっても読まない可能性が高いような気もするが(笑)、時間が出来た際にはぜひ本に戻ってきてね!