初めてのスイミング

習い事初体験のケイくん@5歳。お互いどうなることかと、ドキドキではじまったスイミングだが、結論としては、◎だった。
もちろん、上手く泳げたという意味ではない。まだ顔付けもままならないんだから。通うことにしたスイミングクラブは、初めての子でもここまでやるのか!というくらい、遠慮がない教え方をしていた。ケイくんが入ったクラスは通称「かめさんクラス」といって、一番レベルが下のクラスのはずだけど、顔付けがどうのこうのと言ってられないくらい、練習メニューが充実していた。ぶくぶくぱっ(もぐる練習)やビート板を使ったバタ足練習あたりまでは余裕で見ていられたが、その後どんどんメニューは進み、飛び込みはあるわ、ラッコ泳ぎ(背泳ぎの簡略版)はあるわ、水の中にすべりおちる滑り台はあるわ・・・。入ったばっかりの子に遠慮することもなく、前からやっている子と全く同じように接している(もちろん、できないことに対してのフォローはある)。
一緒に見に行った夫と2人で目が点になった。これは、親では絶対にできないよね、といいながら。もちろん、コーチとしての力量という問題もあるが、親だと双方甘えが出てしまう。しかし、みんな同じくらいの子が周りで泳ぐ中、コーチに指導されるとやらざるを得ないムードになるものだ。実際、ケイくんはときどき泣き言を言いつつも泣くことはなく、なんとかビリっけつながらメニューをこなしていた。意外と、コイツ根性があるかもしれない。5歳という年齢で入会したのが良かったのかもしれない。たぶん、1年も前だったら、泣いて泣いておしまいだっただろう(夫婦一致した意見)。
練習の最中、かなり困った(というより情けなーい)顔になっていたケイくんだが、終わったあと聞いてみたら意外とスイミングが気に入ったらしい。すでに来週の練習について話をしている。親としては、ほっと一安心。このまま嫌いにならずに、通い続けてくれるといいなと数々の習い事をした(させられた)が唯一スイミングだけは楽しんでいっていた母は思うのであった。