『女性のキャリアデザイン 新版』 青島 祐子

女性のキャリアデザイン―働き方・生き方の選択

意見書とか体験談というものではなく、この分野を学問的視点からよくまとめた入門書。「女の仕事（と思われているもの）」の変遷や男女雇用機会均等法をはじめとする法律的な側面、キャリアデザインの考え方などなど。

一時期この手の本ばっかり読んでいたことがあった。たぶん、育休があけて復職した年あたりがピークだったと思う。つまり、自分の働き方について一番不安を抱いていたとき。その頃に比べて今は、もう少し落ち着いてきて感があるが、やっぱり常に考えるテーマ、ではある。

しっかし、本書は旧版があるのだが、それも買っていたのに気づいたときは自分にビックリ（読み終わって本棚みたらあったよー）。きれいさっぱり忘れていたのがイタイ（旧版は未読。長い間の積読のうちに埋もれていた）。趣味思考が変わっていないというべきか、買った本ぐらい覚えておけよというべきか。ただ、たった（？）5年で新版を出すというのは、この世界に急激な変化が起きている現われでもあるだろう。

女性のキャリアデザイン―働き方・生き方の選択