子どもの言語習得能力

子どもの言語習得能力は本当に興味深い。間近に見ているはずのわが子でも、ふと気づくと「こんなに話せるようになったんだ!」とびっくり。

2語文をどうにか言えるようになったあたりで「しゃべれるようになった」と喜んでいたのがついこの前のようだが、いまや原因ー結果の関係(「〜だから、〜」)も正しく使っているし*1、仮定法「もし、〜だったら、〜」という文も話している*2。構文だけでなく、語彙もずいぶん増えた。特に「教育」もしていないのに。人間の自然に備わった能力って偉大だなぁ。

あと、今興味を持って観察しているのは「時の概念」。今は、「昨日」「おととい」「先週」などがごちゃごちゃで、1ヶ月前のことでも「きのう、××ちゃんと○○したの」と話す。時の前後関係がないのだ。ただし、「昨日」「おととい」「先週」「この前」などは過去を表す、「今度」「明日」は未来を表すというのは、なんとなく分かっているらしい。また、なんとなく寝ておきたら日にちが変わると思っているのか、昼寝からおきたときも「日曜日になった?」と聞いてきたり。これらが間違いなく区別できるようになるのは、いつのことなのかな。楽しみだ。

*1:もちろん、支離滅裂なことも多いけど。

*2:同上。そもそも文法があっていても、前提となる「仮定」がはちゃめちゃだったり。