金なら(ちょっと)出す、だから産んでくれ?

「幼児教育の無償化検討」に続いて、「保育所と幼稚園、2年間タダ」になる自治体のニュースがあった。そういえば、ちょっと前に「出産費用無料化」という話もあったな。
最近、「金なら(ちょっとは)出す、子どもを産んでくれ」という政策が多いと思うが、やっぱりお金だけでは少子化対策、過疎化対策の根本的解決にはならんと思う(もちろん金銭的補助はありがたいけど)。


以下、ニュースソース。

自民党の幼児教育小委員会は14日、初会合を開き、幼児教育無償化のための具体的な制度改正を検討する方針を確認した。
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幼児教育を義務化すれば公立での幼児教育は無償となる。保護者には、就学前児童に教育を受けさせる義務が課せられる一方で、市町村にも幼稚園など施設の設置義務が生じる。しかし、全国の幼稚園数の6割が私立で、公立幼稚園がない自治体もあるといった現状では、一挙に自治体が設置義務を果たすことは財政上も困難を伴う。
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幼稚園・保育園児がいる家庭に一定額の通園料を直接補助する制度などが浮上している。
ソース:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060214-00000316-yom-pol

福島県田村市は15日、市立の保育所と幼稚園に通う全未就学児について、小学校入学までの2年間の保育料などを新年度から無料とする方針を明らかにした。
子育ての環境を整備し、人口減に歯止めをかけるのが狙いで、私立幼稚園などに通う子供への補助も含め、新年度予算案に約1億3050万円を盛り込む。同市によると、親の収入などに関係なく一律無料にするのは全国的にも珍しいという。
同市の4市立保育所と11市立幼稚園に在籍している年中、年長相当の子供は2005年度現在、410人で、同市における同年代の半数以上に相当する。現行の保育料は幼稚園が月額5500円、保育所(3歳以上)は所得に応じて3万8500円から無料までの7段階に分かれている。幼稚園入園料は5500円。4月以降はこれらがすべて無料となる。また、同市は今回の無料化にあわせ、私立幼稚園と認可外保育施設に通う同年代の子供にも、月額1万2500円〜1万5100円を補助する。(略)
ソース:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060215-00000116-yom-pol

 猪口邦子少子化担当相は十三日午前の記者会見で、入院を含む出産関係費用を国が全額負担する「出産無料化」制度の導入を検討していく考えを明らかにした。若年夫婦らの経済的負担を軽減し、少子化の進展に歯止めをかけるのが狙いだ。
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現行の出産支援では、本人や配偶者らが加入している公的健康保険から「出産育児一時金」が支給される。金額は現在三十万円(一部に加算制度もある)で、今年十月から三十五万円に増額する関連法案を通常国会に提出することになっている。
ソース:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060113-00000024-san-pol