朝から流血の惨事

朝、ご飯の用意をしていると、チビがよってきた。「かまって」サインである。そこで、いつものように「お手伝いしてして攻撃」をした。お箸やらコップやらお皿やらを、食卓に運んでもらうのだ。なるべく時間がかかるように、小分けにして渡すのがコツだが(お箸なら、一人分ずつわたすとか)、それも楽しいらしくちょこまかちょこまか、せっせと運ぶ。

そうこうしていると突然、バリーンというお皿の音とウワーンという泣き声が。ころんでちょっと痛かったくらいだろうと思って見に行くと、お皿が砕け散り*1、のっていたおかずが散乱し、座り込んだチビの小さな手のひらから血がドクドクと出ている。これは、マズい!と思い、すぐに流水で手をよく洗い、消毒しようとするが、結構傷が深いのか、なかなか血がとまらない。チビはなんていってもチビ。あんまり血が出すぎて貧血になったらどうしようとか、いろんなことが頭を駆け巡った。

なんとか出血が少し収まったころ、マキロンをつけ、バンソウコウを貼った。この頃になると、痛みや驚きはなくなったようで、手当てしてもらっている自分を楽しんでいる。「もっと消毒して」だの「早くバンソウコウ」だの注文が多くなってきた。

保育園に連れて行って、先生に事情を話すと、すぐに看護師*2を呼んできてくれた。怪我した状況と手当ての仕方を説明したが、結構傷が大きいのと、手なのでばい菌が入りやすいので、もう一度みて、やりなおしてくれるという。時間も時間だったので、あとはお任せしてきたが、こういうときにプロにお任せできるのは非常に助かる。朝から怪我させて悪かったなぁと思っていたところ、ちょっと気持ちが軽くなって、出勤できた。

*1:チビの使う食器はプラスチック製のものだが、大人のものは陶器やガラスのものが多い。このとき運悪く、陶器のお皿のものを持たせていた

*2:チビの保育園には、常勤の看護師がいる。普段は保育士と同じ仕事をしている