出産退職者の再就職支援

出産退職した女性の再就職を支援…政府が検討会議設置

 政府は7月、出産で仕事を辞めたが、再就職を希望する女性の支援のため、関係閣僚による「女性の再チャレンジ支援策検討会議」を男女共同参画推進本部に設置する。
 いったん退職すると、働く意欲があっても再就職が難しいことが、女性に出産を敬遠させ、少子化につながっていると見て、省庁横断で総合的な支援計画を年内に策定する方針だ。
(略)
 内閣府によると、12歳未満の子供を持ち、就職を希望する女性は、約250万人に上るという。
(6月5日 読売新聞)

出産を期に仕事をやめてしまう女性でも、能力のある人も再就職の意思がある人も多い。だから、「再就職の支援」というのは、すごく正しくて、いい方向だと思う*1

短時間しか勤務できなかったり、ブランクが大きくあいてしまったり、突然休む(と思われている)など、いろいろなハンディがあるものの、子育て主婦を「上手く活用する」というのは、これから労働人口が減っていくなかで企業としても重要なはずだ。

掛け声だけでなく、実のともなった政策にぜひなってほしいと、期待している。

それから、単に就職できればokというわけでなく、あくまで「子育てしながら」ということなので、保育園や学童などの整備、時短勤務などの時間的支援、子持ち主婦が働くことへの社会の認識の改善などなど、ほかにもしなくてはならないことがたくさん。こちらへの政策も平行して行っていってほしい。

*1:どうでもいいことかもしれないが、これは「少子化問題」ではなく、「雇用問題」として取り上げるものなのではないか?という気も・・・。なんでもかんでも「少子化」というのはいかがなもの?