「おともだち」

子育て界(?)には、独特の言葉があると思うが、その1つが「おともだち」だと思う。

普通、「ともだち(友だち・友達)」という言葉には、「仲がいい人」「心を許しあっている人」「信頼できる人」という意味が含まれる。でも、子ども界では違う。
会う子、会う子がすべて「おともだち」(なぜか、きっちり「お」がついている)。初めてあった子でももちろん、「おともだち」(というより、あまり親しくなくて、「○○ちゃん」と固有名詞で話せないときに主に使われているような気がする)。

たとえば、公園にて:

子どもA:「ブランコする〜」
母A:「おともだちが今使ってるから、後でね」


子どもB、幼少の子どものおもちゃを欲しがる。
母B:「ちいさなおともだちのは、やさしくしてね」

という会話が日常なのだ。単なる「(自分ではない)他の子」という意味で使っている。

子どもはそれで納得するし、何かと便利な言葉だが、なんだか違和感があって、私はほとんど使わない。なーんか、むずむずしてしまうからだ。気にしすぎ?