編集作業も「見える化」してみる?
FPNで面白い記事を発見。
http://www.future-planning.net/x/modules/news/article.php?storyid=1324
執筆者の方が、1冊の本を書き上げるためにどのくらいの時間がかかったか、実際の経験をもとにレポートしたもの。
この方の場合、
ブロック 時間(h) シェア 備考
1.企画案作成 24.21 20.3% コンセプトと構成案を形にする
2.打ち合わせ 11.41 9.6% 全9回実施(1回あたり平均1.27時間)
3.執筆 49.65 41.6% 25本+α
4.執筆補助 9.19 7.7% タスク管理、資料チェック等
5.リライト 24.83 20.8% 推敲、コラム執筆等
合計 119.29 100.0%
となり、
1.執筆時間は全体の5割(純粋な「書く作業」は思いのほか少ない!)
2.企画案を作る時間は執筆時間の半分(「考える時間」は想像以上に長い!)
3.リライトは執筆時間の半分(意外と時間がかかる!)
という感想を書かれています。なるほど、なるほど。
きっと同じ「執筆」作業でも、本のジャンル・内容や執筆者や編集者の力量・こだわりなどによって数字が変わってくるんでしょうね。
編集者も「見える化」作業してみると面白いかもしれない。普段、何冊か並行して動かしているので、実際その本でどのくらい時間がかかったかよくわからなかったり、やたら手のかかる本とするりといく本があったりするが、数字でみると新たな発見があったりして。
ハーバードの授業料免除政策
「二条河原落書」というブログの「日本でこんなことできる?!」と題したエントリーの中で「「中所得」層も授業料免除〜ハーバード大、学生多様化に腐心」という紹介があった。なんとあのハーバードでは、「年収6万ドル未満の世帯出身者の授業料を免除することを決めた」というのだ(でも、財源はどこからくるんだろう?)。
国によって大学に対する考え方は違うと思うが、この思い切りはすごい。日本なら、「早稲田や慶応が、親が年収700万の世帯まではタダ!」と言っているようなものだもの。ハーバードをめざし、ますます優秀な生徒が集まるのではないだろうか。
日本の大学は授業料が高い、いや、高すぎる(参考:本田先生の「教育関係国際比較データ」)。年間350万(寮費込み)のエリート養成中高一貫校が開校したニュースを横目に思うのでした。
『きょうの猫村さん』 ほし よりこ
- 作者: ほしよりこ
- 出版社/メーカー: マガジンハウス
- 発売日: 2005/07/14
- メディア: コミック
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話題になっていたのは知っていたが、まだ読んでいないといったら、「ぜひ読んでくださいよ〜」と後輩がもってきてくれたので、ありがたく拝読。
うん、もう!かわいいなんてもんじゃないですか!ページを追うごとに不思議ワールドに見事にはまっていく。世間がさわいでいたのがわかるわぁ(遅いって?)。
うちにも来てよ。猫村さん!猫村さんがぼっちゃんを慕うがごとく、待っています!
もともと、「@NetHome」にあった連載でJcomユーザーだけしか読めなかったそうだが、今は「猫村.jp」でも読める(らしい)。