編集作業も「見える化」してみる?

FPNで面白い記事を発見。

http://www.future-planning.net/x/modules/news/article.php?storyid=1324

執筆者の方が、1冊の本を書き上げるためにどのくらいの時間がかかったか、実際の経験をもとにレポートしたもの。

この方の場合、

ブロック 時間(h) シェア 備考
1.企画案作成 24.21 20.3% コンセプトと構成案を形にする
2.打ち合わせ 11.41 9.6% 全9回実施(1回あたり平均1.27時間)
3.執筆 49.65 41.6% 25本+α
4.執筆補助 9.19 7.7% タスク管理、資料チェック等
5.リライト 24.83 20.8% 推敲、コラム執筆等
合計 119.29 100.0%

となり、

 1.執筆時間は全体の5割(純粋な「書く作業」は思いのほか少ない!)
 2.企画案を作る時間は執筆時間の半分(「考える時間」は想像以上に長い!)
 3.リライトは執筆時間の半分(意外と時間がかかる!)

という感想を書かれています。なるほど、なるほど。

きっと同じ「執筆」作業でも、本のジャンル・内容や執筆者や編集者の力量・こだわりなどによって数字が変わってくるんでしょうね。

編集者も「見える化」作業してみると面白いかもしれない。普段、何冊か並行して動かしているので、実際その本でどのくらい時間がかかったかよくわからなかったり、やたら手のかかる本とするりといく本があったりするが、数字でみると新たな発見があったりして。