講談社の図鑑、本気だな

ワイくん@3歳と書店に行った。何か今日は1冊買ってあげるよと言っておいたので必死に物色。
あれこれ迷ったが、最後は講談社から出てきた最新の図鑑「動物」に。

DVD付 動物 (講談社の動く図鑑MOVE)

DVD付 動物 (講談社の動く図鑑MOVE)

はじめて見るシリーズだなと思って奥付見たら7月14日発行になっていた。つい最近でたばかりのようだ。シリーズに「動く」と付いていることから分かるように、DVDがついていて、本だけでなく映像からも楽しめるというコンセプト。現在、「動物」のほかに「DVD付 昆虫 (講談社の動く図鑑MOVE)」「DVD付 恐竜 (講談社の動く図鑑MOVE)」が出ていた。ワイくんの興味からしたら、「恐竜」が一番なんだろうが、恐竜はすでに小学館の図鑑があるため、「動物」にした。
帰宅後、さっそくDVD見る!と言いだしたので、見てみた。NHKエンタープライズのものだけあって、クオリティもGood。「動物」は90分分付いているので、今日だけでは見切らず、明日へも持ち越し。
定価は2000円!今なら特別価格で1800円!決して宣伝するわけではないが、図鑑って内容のバランスから考えるとどれもこれも安い、安すぎるくらいだ。図鑑の収支の取り方は一般の書籍とは全然違うだろうが(あえていれば辞書などと同じ?)、いったい初期投資にいくらかかり、何冊で損益分岐になるんだろう。
さらにすでにある程度出来上がっている市場なだけに、大資本のところが、マーケティングもばっちり行い、本気で入っていかないとちょろちょろっとやっただけでは弾き飛ばされてしまうと思う。そういう意味では、余計な御世話だけどPHPが『できかた図鑑』を出しているがどうなん?『くらべる図鑑 (小学館の図鑑 NEO+ぷらす)』のようにコンセプト系の図鑑が最近あたっているから、出したみたって感じかなぁ。
この図鑑の場合、図鑑のなかではかなり後発ということもあるのだろう、DVDという目玉をつけている。動画や音声を本に付けるというのは、私の携わっている資格書でも最近増えている(自分も一部やっている)。本が本だけでは成り立たない世界になっているのか。しかも、皆目も耳も肥えてきているので、中途半端なものでは見向きもされない…。
中も「動き」を意識した写真、構成になっている。オーソドックスな図鑑がカタログな静的なタイプだとしたら、より雑誌的な動的なタイプになっている(これはこの図鑑に限らず最近のものは皆そうだが)。
今のところ3冊、11月に「鳥」の刊行は決まっているようだが、今後のラインナップにも注意してみていこう。