『高速道路の謎』清水草一

今話題の高速道路のついての1冊。渋滞のできる仕組みから、高速道路の抱える問題、これからできる高速道路でどう変化するか、海外の高速道路事情、そして1000円乗り放題の影響、高速道路無料化の是非にいたるまで、今の高速道路事情・政策が概観できて、面白い!
我が家は、年3、4回の帰省(往復800キロ程度)のほかに、月に3、4回(ほぼ毎週!)は近場ながら高速道路(有料道路も含む)に乗る(結構いいお客さんなのだ)。なので、渋滞ポイントとか、SAの充実化とか書かれていることが身をもって分かるため、その裏に何が起こっていたかを説明してもらえて「なるほど」とすっきりした(笑)。今後の開通事情を見ていくと、だんだんよくなっていくようで嬉しい限り。
ちなみに、タイトルでは「謎」とあるが、ミステリー本ではなく、仕組みや展望をマジメに書いてある。
なお、今日のニュースで
http://www.asahi.com/politics/update/0907/TKY200909070302.html
というのもあったが、この書籍の中に収められているインタビューにも入っていたぞ、無料化(=割引率10割という名目で)の試算。

高速道路の謎 (扶桑社新書)

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