「アマゾンの正体――知られざる出版革命」週刊東洋経済

今週の東洋経済の特集は「アマゾンの正体――知られざる出版革命」。アマゾンおよび出版業界の大特集。

週刊 東洋経済 2009年 8/29号 [雑誌]

週刊 東洋経済 2009年 8/29号 [雑誌]

アマゾンといってもいまや「オンライン書店」というだけでは括れない一大企業に成長しているが、そのビジネス、サービスの概要から、原点であるオンライン書店としてのビジネス、日本ではいつ買えるようになるの?電子ブックリーダー「キンドル」の話題まで。
普段は会社で取っている定期購読しを読むか、立ち読みくらいしかしないけど(笑)、即買いした。さすが読み応えあり。
ざっと目を通して気になった点のメモ。

商品の保管・物流を担う「物流インフラ」と、データの処理・蓄積を担う「ITインフラ」。この二つの物理的な基盤を自社で持ち、それを顧客満足度最優先という横串でつないでいるところが、アマゾンのコアコンピテンスだ。 (p42)

土井さん(注:土井英司さん)からアマゾンへのリクエストがあった。「アマゾンの弱点は何刷かわからないこと。たとえば、2006年4月初版、07年12月10刷という情報があえば、売れ行きがわかる。 (p68「5人の読書の達人が語る│あの人のアマゾン論」土井英司)

確かにリアル書店では奥付からチェックするので、最新奥付情報はあったら嬉しいかも。情報を出すほうは面倒かもしれんが。

ではアマゾンの今後だが、ネットが成熟に達したとき何が起こるか。今度はリアル書店のほうに乗り出すだろう。アマゾンのリアルなショップが機構内などに登場するということだ。
(p76「アマゾンは将来リアル店舗に向かう」 経営コンサルタント 神田昌典