経済産業省、スゴっ

お昼休みに書店で見かけたある本に釘付け。その本とは、「日本の未来はのぞみにおまかせ! マンガで分かる新経済成長戦略」。表1に女子高生っぽい女の子が指を突き出しているイラスト。最近多い萌え系の入ったマンガ解説書かなー、それとも女子高生会計士っぽいノリの経済書かな?と思って手に取ると、なんと帯に麻生総理の名前!編著者は、経済産業省!おわりにの言葉は二階大臣!うあー。こんなの国のお金でやっているんだー。
国がマンガで啓蒙書(?)を作るのって日本ならでは?麻生さんあっての企画?
調べてみたところ、

成長戦略は私に任せて――。経済産業省は経済の成長力を高めるための政策を解説したマンガを出版した。主人公は経営コンサルタントの女子高生で、高齢者や中小企業経営者などの悩みを政府が打ち出した成長戦略で解決するという筋立て。若者など多くの人に政策への理解を深めてもらう狙いがある。
「日本の未来はのぞみにおまかせ! マンガで分かる新経済成長戦略」を発行した。16歳の主人公、光野のぞみがライバル関係にある18歳の女性コンサルタントと提案を競い合う。新鮮な果物を安定的に仕入れたいケーキ店には、照明や空調などを管理する植物工場の活用を助言。太陽電池や蓄電池の実用化を目指す町工場には政府の支援策を紹介する。二階俊博経済産業相は4日の閣議後の記者会見で「日本の誇るマンガを活用して経済政策をやさしく理解してもらいたい」と述べた
経済、株価、ビジネス、政治のニュース:日経電子版

というのが、8月4日の時点で出ていました。全然気づかなかった。

なお、「製作費は1840万円。 」とのこと(asahi.comより)。お金かけてますなぁ。全額税金?で、売価は840円。国のPRとしての位置づけだから、それで儲ける気はないんだろうけど、一般的な感覚ではありえなーい。基本的には教育機関向けかなー。
版元は日経BPの子会社、日経BP企画。

日本の未来はのぞみにおまかせ!

日本の未来はのぞみにおまかせ!