日本は嬉しくない例外

国がある程度豊かになると、出生率が増加に転じるそうだ。これは、各国の生活の質と発展度合いを示す人間開発指数HDI、最高値は1・00)と、1人の女性が生涯に産む子供の数を示す合計特殊出生率との関係について、1975年から2005年まで比較したデータからわかったことだ。
http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news/kyousei_news/20090806-OYT8T00307.htm

これは、

 HDIが特定水準を超えると出生率が上がることについて、同大のハンスペーター・コーラー教授は「発展に伴い、女性の働く環境や保育・教育施設が整備され、晩婚化や高い育児・教育費用などのマイナス面を補うから」と説明。

と説明されている。しかし、その例外は、日本と韓国。

つまり、日本は「発展しても、女性の働く環境や保育・教育施設が整備されず、晩婚化や高い育児・教育費用などのマイナス面を補うに至らない」ということだろう。まさに、少子化対策でよく話題に上る2点。
M字カーブはまだあるし、待機児童はわんさかいるし、時短は進まないし・・・。取り組まなければならない問題は山積。