30ウン年前の自分と比べられましても

私には妹がいるが、私たち姉妹は言葉が早かったらしい。母に言わせると1歳のうちに結構ぺらぺらとしゃべっていたという。それを基準としているためか、母から見るとうちの子はとても遅いように思えるらしく、帰省したときもさんざん心配された。曰く言葉のコミュニケーションが早くできないと、いろいろ覚えることができないのではないか、頭の回転が遅くなるのではないか、と。「男の子は遅いっていうけど、こんなもん?」と聞かれるが、こんなもんとも言えるかもしれないし、個人差もあるし、本当に遅いかもしれないし、これから爆発的にしゃべるようになるかもしれない。
同じくらいの子の様子は保育園のお迎え時などに少し見る程度だが、ワイくん@1歳8ヶ月は周りに比べてたし早いほうじゃない。まだ身近な単語や興味のある言葉*1、使用頻度の高い要求語*2文章なんてまだまだ、歌なんて遠い先のことのように思えるのだ。ただ、こっちの言っていることはかなり理解できているので、そんなに心配はしていないんだけど。
先日、たまたま片づけをしていた際ケイくん@5歳の1歳児クラスのときの連絡帳がでてきたので、同じ時期を記録を見てみると、言葉に関して全く今のワイくんと同じような状態のようだ*3。さすが兄弟?!と思うとともに、ケイくんも確かに早いほうじゃなかったなと思い出した。もちろん、今は至ってフツーにしゃべっている。
ところで、今のワイくん、このくらいの時期の子にありがちな宇宙語は大得意。まるでその言葉が本当に存在しているかのように、とっても自然なイントネーション、抑揚をつけて話す。ついうっかり話の継ぎ目に相槌をうってしまうが、結局何を言っているのかわからない(あたりまえだ。笑)。ただ、なんとなく文句を言っているなとか、なんとなく嬉しいんだなということはわかるけど。この流暢な宇宙語は自然言語を身に付けるうえで必要なんだろうか。どの言葉を母語にしても見られる現象なんだろうか。不思議。

*1:「ママ」「にいちゃん」「わんわん」から「でんしゃ」「バス」「飛行機」(発音はなぜか「かーか」)「ヘリコプタ」(発音は「たぷた」)、「いちご」(発音は「ご」だけ)「バナナ」(発音は「な」だけ)、「アンパンマン」(発音は「パンマン」)「プーさん」あたりが話せるくらい(不明瞭で他の人にはわからないレベルのも含む)。全部で数十語言えるかなという程度。

*2:「かして」(実際の発音は「かちえ」)「つけて」(主にプラレールの連結のため。発音は「うぅて」)「ちょーだい」(発音は「だい」だけど、仕草で代用してしまうことが多い)などがこれまた不明瞭ながらいえる

*3:そのほかにも電車好きとか、癇癪の起こし方とかよく似ている〜。