楽な時期っていつ?

先日、妊娠6ヶ月の人に「子育てのどの時期が一番大変?」と尋ねられた。が、即答はできなかった。
5年しかない子育て暦を振り返っても、「この時期を乗り越えればOK」というのはなかったような気がする。妊娠ということなら、「つわりある2−3ヶ月がとにかくつらかった。それが収まった4ヶ月以降は楽勝ですよ」といえるのだが。
「子育ては「手をかけ、目をかけ、心をかけ」という言葉があるそうだ。乳児のころはとにかくすべてに世話をしなくてはならないので、「手をかけ」る必要がある。それがだんだん1人で歩けるようになり、食べれるようになり、トイレにも行けるようになる。身の回りのことがひととおり出来るようになる、4、5歳くらいになると手をかける割合はどんどん少なくなってくるが、その代わりちゃんと出来ているかなと見守ったり、いつでも見ているよとサインを送ったりする必要がある。「目をかけ」る時期は、4、5歳から10歳くらいまで。それ以上になるとどんどん、親の知らない子どもだけの世界が出来上がって、目も届かなくなるが、折に触れて「心をかけ」る時期になる。というのが主旨だった。我が家でいうと、ワイくん@1歳1ヶ月はまだまだ「手」がかかる時期、ケイくん@5歳は「目」が必要な時期といえる。
で、成長してく子ども時期でどれが大変かというと、それがなんともいえないのだ。究極に手のかかる時期といえば産まれたばかりだが、毎日2、3時間の細切れ睡眠しか取れないし、24時間営業の子守は体力的にもきついが、それが一番きつい時期だったかといわれれば、そうとも限らない。この時期の子どもは基本的に生物的に満足すればOKだ。だが、歩きはじめ、我が出てくる1、2歳児は、生きていく世話以上の手間がかかるようになる。危険なものにも平気で近寄り、なんでも口に入れる。手づかみでご飯を食べれるようにはなるが、その周りはカオスだ。四六時中、気を張っていなくてはならない。4、5歳児になると、日常生活でできることはグッと増えて、体力的にはグッとラクになるが、友達とのかかわりやら、親兄弟の関係などメンタル面でのケア、はたまた教育の問題も出てくる。その先は道の世界だが、やっぱりいろいろと難題は出てくるだろう。
子育てはいつでも大変で、いつでも学ぶことばかりだ。いい古された言葉だけど、「育児は育自」。日々大変であり、日々楽しくもあり、日々悩む。大変さや悩みの中身は違えど、そうやって皆やっていくしかないんじゃないかなぁ。