『いつのまにか変わってる地理・歴史の教科書』

いつのまにか変わってる地理・歴史の教科書 ~あなたの知識はもう役にたたない~

いつのまにか変わってる地理・歴史の教科書 ~あなたの知識はもう役にたたない~

70年代から現代まで、歴史や地理の教科書において、記述が変わった箇所を取り出して解説している本。
産業構造の変化などによって、地理の常識(生産高1位の県が変わるとか、工業地帯の勢力分布がかわるとか)は問題なく受け入れられるのだが、教科書で習う歴史も案外変わるのねということがよく分かる。または、同時代でも教科書によって、記述が異なることも結構あるのね、と。今は「聖徳太子」ってあんまり言わないらしいし、日本最古の通貨は「和同開珎」ではないらしい。
真実は1つかもしれないけど、歴史認識なんてドンドン変わるし、新しい発見もあるかもしれない。まぁ教科書は絶対だとして教えられていたことがそもそも間違いなんだけど(学生時代にそれをちゃんと教えて欲しかった)。