なぞの計算機

数字好きのケイくん@4歳には、数ヶ月前に簡単な足し算について教えた。2つのものと3つのものを合わせると5つになる、これを「2+3=5」というんだよ、というレベルである。わりとすんなりと受け入れられたようで、「1+1」のように感覚ですぐに分かるものから、「4+5」「3+7」などちょっと答えに時間がかかるものまであるが、いずれにしても正答を導き出せる。数が大きくなるとあやしくなり、「6+7」あたりになってくるとかなりあやしい。
子どもの計算というと、指を折って数えるのが王道と思っていたが、ケイくんの場合、頭のなかで何かを思い浮かべてやっているらしい。たとえば「3+2は?」と聞くと、「1、2、3
・・4、5・・・5!」とカウントして答えを出している(声には出すときと出さないときがある)。そのカウントしているときの姿勢が特徴的で、なぜかうずくまって行う。時にはソファの後ろに隠れて答えを出すこともある。
頭の中のアルゴリズム(何かを動かしてカウントしているのか、もしそうなら何が動いているのかなど)やあの姿勢はいったい何なのか・・謎が多い計算機なのだ。