『「世界征服」は可能か?』 岡田斗司夫

アニメや漫画でよく見かける悪者が世界征服をたくらむという設定、あれは本当に可能なのかを大真面目に検証した本。ふざけたテーマのようだが、なかなかどうして内容は非常に面白い。世界征服を性格別に論じたあたりは経営(者)論、世界征服の仕方は組織論・人材論だし、結局自由経済には適わないという結論は経済論ではないか。卑近な例で話しているけど、結構奥が深いぞ。
今の時代、どんな頑張って「世界征服」してもたいしてうまみはなさそう。そのつもりも、征服者にあこがれたこともないけど。

「世界征服」は可能か? (ちくまプリマー新書)

「世界征服」は可能か? (ちくまプリマー新書)