メモのような感想のようなもの

今月の中央公論に「『さおだけ屋』の会計士が出版業界を斬る」と題した山田真哉さんの業界論があった。山田さんといえば、いわずと知れたベストセラーをいくつも出している著者さんであり、また「自ら売る著者」としても有名。
今の出版界の問題は、再販制度でも委託制度でもなく、「モノ」の売れない時代に、「モノ」を売ろうとしているところだという。つまりこれからの出版社は「モノ」ではなく「情報財」を売らねばならぬ、と。確かに。ただ、この記事にもあるけど、情報にお金を払ってもらうのって難しいんだよな。webなんて最たるもんだけど。広告を入れてタダでコンテンツを見せるTVのようなモデルが時代にあっている、書籍はすべて購入代金でまかなっているから無理があるというようなことがあったが、書籍で広告ってのもありかも。書籍の商品寿命が短くなっている今となっては・・・(取次がOKしてくれるんだろうか)。