退院日

 いよいよ待ち望んだ退院日。長かったようで短かった入院生活。
 午前中にチビと私の診察。私の方は抜鈎(ばっこう:傷口をとめていたホチキス状のものを取ること)も同時に完了。診察の結果、2人とも経過良好、問題なし。来るときは大変な状態だったが、退院時はかなり優良な状態になったようだ。よかった、よかった。
 赤子に退院用のベビードレスを着せ、自分も1週間のパジャマ生活に別れを告げ、久々に普通の服を着る。まだお腹あたりはダブついているので、マタニティとまではいかないが、ゆったりめの服だが、ひさしぶりの普通服に嬉しさがこみ上げる。
 迎えに来てくれた夫とチビ(今日は迎えにきてくれるために保育園はお休みした)と一緒に1時ごろ病院を後にする。くるときは救急車で、しかも寝かされた状態だったので、どういう建物かすら知らなかったのだが、初めて玄関から外にでてどういう病院だったか知った。玄関前で退院記念の写真を数枚撮った。
 1週間ぶりの我が家に到着。やっぱりいいものだ。母が夕飯を沢山作ってくれ、食後「出産おめでとう」と書かれたケーキを出してくれた。病院の食事もおいしかったが、やっぱり家庭の味ってのはいい。そして、なにより自宅はやっぱりいいものだ。
(記:8月20日