『総下流時代』藤井厳喜

総下流時代  All the Lower People (光文社ペーパーバックス)

総下流時代 All the Lower People (光文社ペーパーバックス)

タイトルだけ見ると、格差論のようだが、グローバルの視点からみた未来予想図(世界の「前近代化」)を描いている部分が多い。もちろん、今の時代、国内の問題のあらゆる問題も世界と繋がっているから日本を考えるうえでも世界情勢を見据えるのは重要なことなんだけど、あまりにテーマが広すぎて、また各章独立しすぎて、本として何の話だっけ?となることも。

筆者の描く世界の未来予想図は、決して明るくない。日本の未来は果たしてどこに?