もらえるお金ハンドブック


「出産、育児、教育、住宅購入、親の介護…。国や自治体、健康保険や年金、雇用保険などの公的機関による給付金やサービスを数多く紹介。人生の節目や困った時に役立つお得な情報が満載」されているという『届け出ハンドブック 2008年版』という書籍がある。この手の本は、うっかり届け忘れてもらえるはずのお金をもらい損なわないよう毎年のように出されているが、案外知らないことも多い(ここで例に挙げたのは、たまたま新刊だっただけで他意はないです)。

よく言われるように、お上は取っていくときに勝手に分捕るくせに、支給するときは受給者側から手続きやら申請やらが必要だ。しかもその際、通知等が何もないことが多い。年金しかり、児童手当しかり、なんちゃら控除やなんちゃら給付金しかり。つまり、知っていればもらえるが、知らなければ丸損。なんかへんじゃないか?

こういう手引書は、市販の一出版社が刊行するのではなく、毎年国(もしくは自治体)が作って、無料「配布」(役所とかにおいておくだけでは気づかないので×)してもいいくらいだと思うのだが、いかがだろう。制度も額も手続きもホントややこしいんだからっ!