書店の「カオナシ」化?

数は減るものの、図体はでかくでかく・・・。寡占化が激しい書店業界だが、ますます加速するのか?

書店の減少が再び加速している。全国の書店数は5月1日時点で1万7098店で、前年より差し引き484店減少。3年ぶりに減り幅が大きくなった。出版市場の低迷に加え、インターネット販売やコンビニエンスストアとの競合もあり、集客力で劣る中小店の閉鎖が増えている。一方で大型店の開業は相次ぎ、総売り場面積はこの1年で東京ドーム2個分以上増えた。書店の二極化が鮮明になっている。
出版社のアルメディア(東京・豊島)が大手出版社や取次会社の取引情報を基に集計した。全国の書店数は調査開始の01年(2万939店)から6年間で18%減った。減少ペースは04年まで毎年千店近かったが、景気回復で05年以降は300店程度に縮小していた。
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