しばしのワークライフバランス度の高い生活

子育て世代の家庭は、妻が働いている・いないにかかわらず、「平日母子家庭状態」になっている家は多いと思う。朝早く出勤し、帰宅は深夜が当たり前、子どもにお父さんが会えるのは週末だけという家庭も多いと聞く。

その点、我が家は互いにフルタイムで働き、両親の援助等がない*1なかで、週に1日、私の残業デーを作り、夫に保育園のお迎えを任せていた。つまり、「(子どもにとって)最低一週間に一度はお父さんと過ごす夜がある」「(私にとって)1日は遅くなってもOKな日がある」という状態にしている*2。また朝は、3人一緒に出かけるようなリズムになっている(保育園の送りは、その時々でどちらかがやっている)。それもこれも、夫も私もある程度、勤務時間を自分でコントロールできる仕事、職場環境ならではのことだ。非常にありがたい。

ここしばらく夫の仕事が忙しくなく、早い時間に帰ってくることが多い。普段、1人でチビと向き合っていることを思うと、これがまたびっくりするほど「ラク」なのだ。この場合、早いというのは、だいたい8時くらいで、我が家のタイムスケジュールだと、お風呂に入るくらいの時間にあたる。帰宅した夫はささっと夕食を済ませ、チビと一緒にお風呂へ入り、お風呂を出た後は、寝かしつけまでやってくれる。私はその間、家事でも読書でもテレビでもなんでもできる!ああ、なんて素敵なんでしょう!世話をする手が増えるってこれほど違うのかぁぁ!

と浸っていたら、さらにここ2日くらい、訳あってさらに早い帰宅が続き、7時前には帰宅できる(保育園のお迎えまでしてくれる)ようになって、もう天国のよう。家族でご飯を食べ、ゆっくりし、お風呂に入れてもらう。あまりのラクさ加減に、逆に通常生活に戻るのが怖くてしょうがない(笑)*3

ワークライフバランス(WLB)が叫ばれているが、一度この生活をしたら、ほんと手放せませんぜ。いや、毎日毎日父親が早く帰宅しなければならないというわけではないが、週に1、2日早く帰れるってだけでもう母親の負担はぐぐっと減るだろう。この場合、負担というのは家事・育児などの肉体的負担もさることながら、心理的負担の軽減てのも大きい。ただ、それがデフォルトでない社会なので、自分とこだけずっと定時あがりの仕事となると、給料、仕事のやりがいや責任、職場の目などは大丈夫かなど別の心配が出てくるけど・・・。

このゆとりある日々は、期間限定のものだ。いずれすぐ、オオワラワな日常がやってくるだろう*4。それは分かっているにしても、しばしはこの幸せを噛み締めて過ごそう。

*1:遠方に住んでいるため、互いの親の手助けはない。

*2:ただし、夫の仕事が佳境に入る時期は除く

*3:思えば、自分の子どもの頃は、家族揃って夕食が当たり前の家だった。父はモーレツサラリーマンではなく、「お父さん、おかえりなさーい」と「いただきまーす」がほぼ同時だったのだ。そのときは当然だと思っていたが、とっても幸せなことだったんだなぁ。

*4:しかも、我が家の場合、近々チビ②が加わるのでさらに・・・。オソロシヤ。