先生、たたくのはナシです!

耳を痒がるので、火曜日耳鼻科へ連れて行った。たまった耳垢が原因だったようだが、その場では取れなかったので、耳垢をやわらかくする薬をもらっていったん帰宅。

今日、改めて耳鼻科に行った。火曜日に耳に器具を入れられて嫌だった思い出があるチビは、はじめから及び腰。

もう3歳にもなり、ある程度言葉も分かっているので、本当は何をするのか、チビとはいえど、ちゃんと始めに説明してくれればよかったのだろうが、先生は焦っているのか、チビだから不要と思ったのか、かなり強引にチビを引きつかみ治療を始めようとする。

嫌がるチビに、「お母さん、しっかり抑えて」と言われ、とりあえず「じっとしていれば、すぐ終わるよ〜」と言いつつ、がっしりホールド。しかし、チビにはこれは裏切り行為(?)と思えたようで、大泣き、大暴れ。こうなると泥沼で、チビは力の限り泣く。さらに看護婦さんが出てきて抑える。さらにチビは泣く。先生は怒る。私もとりあえず、ささっと済まして解放させてくれと願うが、もうなだめてもすかしてもまったく耳に入ってない。場所が場所だけに少しでも動くと器具をいれられなく、いたずらに恐怖心が長引き、さらにチビは暴れる。とうとう、先生は(たぶん無意識に)ビシッ。手が出た。

もうそうなると本当に、チビは半狂乱。看護婦さんも登場し、結局大人4人で抑えて、治療してもらった。

終わったチビは汗びっしょり。まさに水をかぶったかのようだった。

それにしても、この先生、子どもの(っつうか、人間の)心理が分かってない!!治療が終わって、「どうだ!大人にはかなわんだろ」みたいなセリフをいうのだが、こっちも気分が悪かった。チビもさぞかし気を悪くしただろう。どんなチビだからって力で押さえ込むことをせずに、あらかじめ何をするのかということと、痛いと思うが頑張れ、と言ってくれれば、たぶん展開は違ったはず。泣くには泣いただろうけど、人格を全否定されたような押さえ込まれようにはならなかったはず。それにビシッはないっすよ!(実は2発めもあったが、それはさすがに私がかばった。つまり、私が叩かれた・・・なんでやねん!)