上海書城

旅行に行くと必ずといっていいほど書店をみてまわる私。今回の旅行も2時間ほど1人の時間をもらって、上海一大きいと言われている書店「上海書城」に行ってきた。

概要

この書店は、福州路という通りにあるビルに入っている。「書」の「城」というだけあって1階から7階までが書店。「総面積3713平方メートル、建築面積4万平方メートル、約12万冊の本をとり扱っている」そうだ。営業時間は9:30〜21:00。

私は地下鉄の1号線、2号線の人民広場駅から歩いていったが、15分くらいかかった。路線を調べてバスで行ったほうがよかったかも。

写真は、吹き抜けになっている2階から1階を見たところ。1階から7階まで、とにかく本と人ばかり。立ち読みしている人もたくさんだけど、座り読みの人もたくさんいた(椅子も置いてある)。

種類

ありとあらゆる種類があった。意外といっては失礼かもしれないが、刊行されている点数の多さには驚いた。中国って出版ビジネスが成熟しているんだなぁ。多い、多いと言われている日本にひけをとらないのかもしれない(人口比からしたら、日本より多くても当たり前なんだろうけど)。しかも、どの階でも熱心に読んでいる人が多い!

ここから写真でご紹介。

ビジネス書。一般的なビジネス書からMBA取得といったハイレベルのものまで。英語の翻訳書が強い気がした。

PC書。別のところで、アキバのような電気街もちらりと見たが、上海くらいの都会だと、かなりのものが手に入ようだ(価格はともかく)。PC普及率も高いだろう。

お国柄か、書のコーナーも充実。墨絵のコーナーもあった。

児童書も充実。本棚が汽車の格好をしているのが面白い。

写真には取らなかったけど、もちろん文学書や写真集などもあったし、CDやDVDを扱っている階もあった。そこのところだけ、ゲートがあったのは、日本も同じ?

ただ、漫画が置いてあったのは、ほんの少し。この書店の特徴なのか、中国は漫画が少ないのか分からないけど。

じっくり見たわけではないが、翻訳書は日本と同じく多いようだ。大多数は英語からの翻訳。日本語からの翻訳もあるが、割合的には少ない。あと下にあるように韓国語からの翻訳も。

紙や装丁

昔の中国の本は、非常に貧弱な紙のイメージだったが格段にレベルアップしている。日本の本と比べるとまだ若干見劣りがするが、許容範囲。

洋書同様、ハードカバーが少ない。帯の文化もないので、表紙刷り込みのソフトカバーが主流。

装丁も日本ほど芸術的ではないが、かなり頑張っていると思う。文芸書の写真を撮ってこなかったが、ジャケ買いできそうなものも(どんなのか気になる方は、上海書状のHPを参考にしてください)。

萌えブーム到来?

最後に、気になった点。萌えブームが来ているのだろうか。こんな本たちが。

なんと、学習参考書のコーナーにも!

韓流ブームらしきものを感じたが、その中にも「萌え」が?!


書店にいたのは、1時間足らず。下から上まで駆け上がるようにしてみたので、じっくりは見られなかったのは残念だったが、豊富な種類とゆったりとしたスペースを確保した、いい書店でした。