「本好き」には育てるのか育つのか

発言小町で「読書好きの皆さん、子どものころ読み聞かせしてもらいました?」というトピックがあって、面白かったのでご紹介。

ここを見る限り、読書好きになる・ならないは「読み聞かせよりも、もって生まれた本人の資質(と、ちょびっと環境)」かなあと思う。読み聞かせをしたからといって必ずしも本好きになるわけでもなく、逆にほとんど本に触れずに幼少期を過ごしても、今では無類の本好きになっている例もたくさん。短絡的に、読書好きにしたいから読み聞かせようという構図では、その後も本好きになるかどうかはわからない。

自分を振り返ると、ほんとうに小さいころは多少読んでもらってものの、私は字を覚えるのが早く、かなり小さい段階から一人で読んでいたらしい。自分で読めるようになったら読み聞かせるまでもないということで、それからは全く読み聞かせはなしだったとか(読み聞かせの時代って、大人になって記憶に残らないものなので、あとで母に聞いた話だけど)。

ちなみに、字を早く覚えたのも母の策略(?)があって、「読み聞かせはメンドウだから早く字を覚えさせて一人で読ませちゃろ」ということらしい(笑)。妹が産まれ、手がかかるころだったから、読み聞かせているヒマがなかったというのもあるかもしれない。

本好きという意味では、その後も毎週のように図書館に連れて行ってくれたことや*1、ほかは差し置き本代にそこそこお金を使わせてもらったことなどのほうが大きい気も。ただし、うちの両親は昔も今もさして読書はしないので、読書好きになる環境が抜群というわけではない。

最近、絵本や字に目覚めてきたチビ。寝る前に1、2冊読むようせがまれることが多くなってきた。が、母が言っていた「メンドクサイ」と思ったのがよくわかる(苦笑)。同じ話を繰り替えし読むのは大人にとって結構苦行なのだ((しかも、抑揚をつけたり感情を入れたりするのは、だんだんタルクなってくる))。チビよ、早く字を読めるようになってくれ。そして、一人で存分読んでくれ〜。

*1:お金がかからず、子どもの教育にもいい、さらに子どもも喜ぶという一石三鳥。