公立塾?なんだそれ?

お上経営の塾ができるそうだ。

経済的理由などで塾に通えない子どもを支援するため、文部科学省は来年度から、退職した教員OBによる学習指導を全国でスタートさせる方針を固めた。
通塾する子どもとの学力格差を解消するのが狙いで、放課後や土・日曜に国語や算数・数学などの補習授業を行う。
来年以降、団塊世代の教員が相次ぎ定年を迎えることから、文科省では「経験豊富なベテラン教師たちに今一度、力を発揮してもらいたい」と話している。

えー、これっておかしくないか。

本来、国がやる義務教育って格差ができないように、均一の教育機会を与えるのが趣旨なんじゃないの(少なくとも建前は)。そこが自ら「自分たちのカリキュラムだけではダメです」ってギブアップ宣言?そもそも塾にいかなくてはいけないような授業でなくすることを考えるべきでは。

また、退職教員の活用ってのも、結局「天下り」と同じ構造ではないか。今でも、教員の年齢構成がいびつなんだし、いつまでも団塊世代に頑張ってもらいすぎるのもナンだな。

働く母としては、どうせ同じく学校の放課後の利用法なら、「学童」の充実の方に力をいれてもらいたいのだが。あ、それは、文部科学省の管轄じゃないのか?