増えない女性議員

国際的な議員交流団体「列国議会同盟」(IPU)が187カ国を調査したところ、日本の女性議員の比率は105位だったとか。日本でも女性議員の数が増えているが世界での女性の政界進出のペースは、これをはるかに上回っていた。その要因の一端は、各種のクオータ(割り当て)制。
この制度の良し悪しや、そもそも割合だけ増えればいいって問題でもないですが(民主主義だとそれも大事か?)、オジサン議員ばかりに幅を利かせてもらっても困るわけで。「日本で元気なのはオバチャンばかり」なんていう人もいるけど、政治の世界はまだまだオジサンの世界のようです。

女性議員の比率、日本は世界105位に後退
下院か一院制議会の中で女性議員の占める割合が、日本は昨年の98位からさらに後退して105位になったと、国際的な議員交流団体「列国議会同盟」(IPU)が27日発表した。(略)
選挙があった39カ国のうち15カ国では、女性に議席が優先的に割り振られていたり、政党が一定以上の割合の候補者を女性とするよう定められたりなど、各種のクオータ(割り当て)制が採用されている。クオータ制のある国の昨年の選挙での女性当選者の平均は26.9%。クオータ制がない国の割合の倍近くに及んでいる。こうした制度のない日本の衆議院は昨年9月の時点で9.0%。その前の7.1%から増えたものの、先進国では珍しく10%に届いていない。
世界の1位は昨年に続き、憲法で女性の比率を30%以上にするよう規定しているルワンダで、48.8%。スウェーデン(45.3%)、ノルウェー(37.9%)など、19カ国が3割以上を達成した。
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