人の振り見て・・

普段、自社本ってプライベートではあまり読まないのだが(笑)、テーマに興味を持ったのと、売れ行き絶好調だったので、どんなもんかと興味をもって読んでみた。
初心者用の入門書らしく、説明が完結で読みやすく、売れているのも納得。・・・・なんだけど、あろうことか、誤字脱字がたくさん!もう刷もだいぶ重ねているのに、まだこんなにあるのかと、驚くやら情けないやら。といっても、致命的なミスではなく、閉じカッコ(」)が抜けているとか、文章の最後に「。」がないとか、送り仮名が抜けているとか、脱力系のミスがほとんど。せっかく良いこと書いてあっても、気が抜けちゃうよ。
こんなふうに書くと、ダメダメ編集者が作った本のように思われるかもしれないが、この本の担当者はとても優秀な人で、社内でもトップクラスの売上を出している(と思う)。本の作りもとても参考になるし、その人自身、私はとても尊敬している。すごい人だと思っているが、本人はいたって謙虚で、かつ話してて楽しい人だ。
いっちゃなんだが、本に誤字脱字はつきものだ。どんなに目を皿のようにしても、ミスはしてしまう。でも、これは編集者側の屁理屈で、読者の立場としたら、通じない論理だろう。
この編集者からは「ベストセラーを出すコツ」を学びつつ、でも「つまらない誤植はなくす」ことは肝に銘じようと思った。