育児休業取得で中小企業に助成金 初実績に100万円

新たな子育て支援策として厚生労働省は、従業員が100人未満で、これまで育児休業の取得者がいない中小企業に対し、初めての取得者が職場復帰した際に約100万円、2人目には約60万円の助成金を支給する方針を決めた。手厚い助成金を呼び水に取得者の「前例」を作り、育休の取りやすい職場環境に変えるのが狙い。来年度予算で概算要求し、5年間に限って集中的な支援をする。
ソース:朝日新聞2005年8月19日

確かに、前例をつくって会社の雰囲気をかえていくというのは、結構有効かも。まずだれかが取得・復職して、「なんだ大丈夫じゃん」と分かれば、後に続きやすいし、会社も認めざるを得なくなるだろう。
でも、助成金は2人目の取得者まで。3人目になる人は微妙な立場に追い込まれなければいいけど(余計なお世話?)。
ちなみに、今回は

事業規模別に女性の取得率をみると、従業員500人以上は83.2%、100〜499人は83%と8割超に対し、30〜99人は69.5%、5〜29人は60.2%と6割台にとどまる。(略)
従業員100人未満の事業所は全事業所の97%を占め、全従業員の75%が働いている。

という理由から中小企業を対象にしている。大企業でも「出産=退職」という慣行があるところも多いみただから、そこにも何か支援があるといいですね。