交通博物館

「三度のメシより電車好き」のチビを連れて、秋葉原にある「交通博物館」に行ってきた。なぜか「総武線」がお気に入りのチビは、行きの電車ですでに興奮状態に。博物館すぐ近くの万世橋付近は、総武線京浜東北線、山手線、中央線がいずれも高架で走っているのが見れるポイントになっていて、チビはツボを押されまくり。あっち見たりこっち見たりで大変だった。

交通博物館は、大正10年に鉄道博物館として東京駅に開設され、昭和11年にこの場所に移り、戦後、交通博物館になったという古〜い歴史をもった博物館。展示物も、「最近」とあるのが10年以上前だったりする(笑)。でも、それだけに古いものもたくさんあって、歴史を知るのにはぴったりかも。入館料は、財団の経営とはいえ、大人310円という安さ(子どもは4才以上で150円)とはうれしい。

入ってすぐのところの模型鉄道パノラマは、すでに子どもたちであふれ返っていて見るのは断念。チビに見せたら喜ぶだろうなーと思ったが、混雑をいやがったのかぐずりだしたので、すぐに展示会場へ。

1階の展示は、鉄道のあれこれ。実物大の機関車から、模型、座席、運転シミュレーター、はてはレールや車輪など細かいパーツまで詳しく紹介してある。建て増し建て増しで作られたのか、中は迷路のよう。

マニアでも十分楽しめる情報量でありながら、2歳児のチビでもそれなりに楽しんでいる模様。多くが子連れの家族だったが、その多くは就学前の子。1、2歳児も多かったがみんな楽しんでいる。鉄ちゃん予備軍がこんなにも?!

展示物なども楽しんでいたが、チビが一番ハマっていたのは、なぜか信号機。ボタンを押して、赤青黄色を自分でつけられるものなのだがが、ボタンを押すのが楽しくて仕方がないらしく、延々とやっていた。

2階はバスや船、オートバイなど、3階は、飛行機やリニアなど。こちらは、1階に比べて人も少なく人気もイマイチ。チビもたいして楽しくなさそうなので、ぐるっと見て回った程度。

2階にはお弁当なども売っている休憩コーナーがあってよかった。お弁当の持ち込みも可。ゆっくりご飯が食べられたのはポイント高し!が、これだけチビッ子が多いにも関わらず、トイレにオムツ替えコーナーがなかったのはちょっと不便だった。

当博物館、来年春には閉鎖され、2007年には埼玉に移転してしまうらしい。名前が「鉄道博物館」とあるから、鉄道だけに絞った博物館になるのかな(HPもカッコよくなっています)。歴史ある博物館だから残念だが、新しくできるのは楽しみでもある。そのころまだ鉄道好きなら、チビを連れて行こう。あ、その前に青梅にあるという「青梅鉄道公園」が先かな。