「かちて〜」

夜泣きはときどきするのだが、昨日のはちょっとかわいかった。

わーんと泣き出したので、こっちも寝ぼけ眼で布団をとんとんしていたら、泣きの間にも言葉らしきものが。

よくよく聞いてきると、
「かちて〜、かちて〜」
と言っている。

どうやら、なにかを貸してほしくて必死に訴えているようだ。
悪いがとっても見ていて笑えてきたので、しばらく顔をずっと見てしまった。

いったいどんな夢を見ているのだろう。砂場?保育園?公園??
いつもそうやって、取り合いっこしながら、貸し借りしながら遊んでいるんだね。

いつも一緒に寝ているプーさんを差し出すと、腕に抱えてそのまま寝入ってしまった。

寝言をいうまでになったのかとしみじみ思った夜でした。