『美人の日本語』 山下景子

美人の日本語

美人の日本語

帯に宣伝してあるような「読むと美人になる」本でも、「美人が話す日本語」でもなく、「美しい(響きや意味をもつ)日本語」を紹介した本*1

1日1つを取り上げ、366の美人な日本語が紹介されている。語源、由来の話や豆知識も多いが、なんといって書き手の山下景子さんの心の美人ぶりがよくわかる文章が素敵。ちょっと知っていると嬉しい言葉たちだが、これを薀蓄として語るのとは格段の差。

ふと疲れたとき、やさしい気持ちになりたいときにぴったり。

メルマガを再編したものらしいが(これの書籍化のデザインがすばらしい!)、今も続編は続いているもよう。

*1:なので、「美人の」とついているし、女性らしい装丁だけど、特に女性向けというわけではないです