『内側から見た富士通「成果主義」の崩壊』城繁幸

内側から見た富士通「成果主義」の崩壊 (ペーパーバックス)

内側から見た富士通「成果主義」の崩壊 (ペーパーバックス)

話題の書なので、読んでみた。 内容は、「「成果主義」の崩壊」に現れているように、富士通が大手国内企業の先陣を切って導入した成果主義の説明(理論)から、実際の導入時何が起こったか、そして今会社はどうなっているかについて。

評価は、多かれ少なかれ、どこの企業でも問題になるだろう。みんなが納得するシステムなんてないんだろうな。 人が人を評価する以上、評価する人の資質が大きく問われる。管理者は、それができる人のはずだが、そうはなっていないのが根本的な間違い。

幸か不幸か大企業には勤めたことがないが、デカイ企業もなんだねぇ。うちの会社は人事部というのが存在しないくらいの中小企業だが、それでも毎年のように評価方法が変わる。

期の初めに「目標管理シート」、ボーナス査定時「評価シート」が配られ、記入するというのが、ここ1,2年のやり方だが、これもいつまでこの形でやるかわからない。シートの記入項目も毎年変わるから、毎年その時期になると「シートの書き方」の説明がある。あほらし。

にしても、若者がひたすら働いて、40代以上を支える。すでに企業内は、高齢化社会のモデルみたい(もちろんいいモデルではないが)。

デ:斎藤啓一・川端光明