『決戦! どうぶつ関ヶ原』作・コマヤスカン 監修・笠谷 和比古

戦国武将好きのワイくん@5歳は、めちゃめちゃはまった1冊。

実在の合戦の様子を擬人化した動物にしたててみせる現代版鳥獣戯画。たとえば、徳川家康なら「タヌキ家康」(そのままですねw)、石田三成なら「サル三成」*1。本当にタヌキやサルの顔をしているから、笑ってしまう。

合戦の様子は時系列に、俯瞰した形で描かれている。史実は詳しく知らないけど、結構正しく描かれているみたい*2。ちなみに、ワイくんはかなり登場人物を知っていたので(もちろん私よりも詳しい)、「これは小早川秀秋だね(書籍内ではケロッパ秀秋)「これは島左近(同、ゴリラ左近)」と見抜いていた。

子供向けなんで説明は簡潔になっているし、紙面の下1/4くらいのスペースには、セリフ付で重要人物も出て来る。大人が読んでも、また関ヶ原の戦いを全然知らなくても楽しめるつくりです。

ちなみに、最後の勝者は「天下もち」を手に入れるのです。そうどうぶつたちは、そのために戦っていたのです、ちゃんちゃん(笑)。

決戦! どうぶつ関ヶ原 (講談社の創作絵本)

決戦! どうぶつ関ヶ原 (講談社の創作絵本)

*1:サルだからといって秀吉・・ではないんですね。関ヶ原の戦いだし

*2:巻末に一部注意書きがあるけど、監修の先生も付いているみたいだし、かなり忠実になっている模様。