「子どもだけで新幹線」デビュー

この冬休みの冒険(子供のみならず親の)。それは、二人だけで新幹線に乗せたこと。

12月25日に終業式だが、私たちの会社は28日まであり、1日は休み(片づけとか)が欲しいので、親と一緒に動くとどんなに早くても30日にしか帰省ができない。

でも、子供(特にケイくん@3年生)は、はやくおじいちゃん、おばあちゃんの家に行きたい。

そこで、出てきた案が「子どもだけで新幹線」。もちろん、新幹線に乗せるまでは親が送り、到着したときにはホームにおばあちゃんがいるという、「新幹線だけ子ども」作戦でもあるわけだが。

いつかは二人行ってくれる日がくるかと思っていたけど、ワイくん@年中が1年生になったくらいかと思っていた。なんだかんだで、親なし新幹線はケイくんはともかく、ワイくんが嫌がるだろう、と。ころがどっこい、二人で盛りあがってしまい、ばあちゃんにも電話して約束を取り付け、すっかり行く気になっている。兄がいると弟はどこまでも強気だ。

初めは「そうだねー。二人で行けたらいいねー」と適当に流していたが、どんどん期待値は高まり、12月半ばにはやるっちゃないという雰囲気になっていた。そこまでくると親ももう腹をくくるしかない。とはいえ心配ではあるので、ケイくんのサンタのプレゼントはキッズケータイとした(ちなみに、ケイくんは当然サンタのからくりは知っている)。



12月25日、サンタは予定通りケータイを持ってきて、その日のうちにほぼ使い方をマスターし(恐るべしデジタルネイティブ)、翌26日、いざ出発。

互いの仕事の都合を鑑み、夫が午前半休を取って東京駅まで送ることにしたので、私はドキドキしつつも通常業務。夫からのメールが「××時発の××号に乗車」から「新幹線、発車」に変わった時は一人机に向かいつつも緊張したが、その後、定期的にケイくんからメールや位置確認情報が送られてきて、あれよ、あれよと言う間に名古屋に到着。母からの「無事に、二人ともついたよ」のメールが届いた。

仕事をしていて現場にいなかったというのもあるが、あっけないほどあっさりと、「二人だけで新幹線の大冒険」は終わった。いやはや、たくましいというかなんというか。これも子供の成長、なんでしょうね。


そういえば、ワイくんは前日『れっしゃのたび』を読んでいた。この本も子供だけで、電車に乗って祖父母のうちに行く話。まさにピッタリな気分だったんだろうなー。

ペンギンきょうだい れっしゃのたび

ペンギンきょうだい れっしゃのたび