ちびくろさんぼ

図書館でケイくんが選んだ一冊に『ちびくろさんぼのおはなし』があった。絵本にしては珍しくかなり小さな判型の本である。

ちびくろさんぼのおはなし

ちびくろさんぼのおはなし

ちびくろさんぼの話は、小さい頃に読んだ記憶があるし、トラが木のまわりをぐるぐる回ってバターになるところあたりはかなり物語としても面白いと思っていた。が、例の絶版騒動で変な形で耳にするようになり、こちらの本などが復刻で出て話題になっていたときも、逆に倦厭してしまっていた。
ちびくろ・さんぼ

ちびくろ・さんぼ

が、改めて読んでみると普通の児童書として面白い。どうして絶版までの騒動になったのか・・・。

ちなみに、今このエントリーを書くにあたって改めてWikipediaなどで顛末を見てみたら、内容が勝手に改変された海賊版が横行しているが、この径書房の『ちびくろさんぼのおはなし』が原本の翻訳だったらしい。自分の記憶ではちびくろさんぼはアフリカの少年だったはずなのに、なんでインドのことが書いてあるのだろうと思ったのだが、合点がいった。