『迷走する両立支援』萩原久美子

迷走する両立支援―いま、子どもをもって働くということ

迷走する両立支援―いま、子どもをもって働くということ

なんとも言えないザラザラと重しを引きずりつつ、ページを読み進めていった。普段思っていること、働く母同士感じていることが、ズバリと文となって書かれていて、読んでいて切なくなってくる。子育てしながら「普通に」働くというのはなんと難しいことか。ワーキングマザーの心の代弁+制度的な欠陥を丹念に描き出している良書。