『怖い絵2』中野京子


ぱっと見て恐ろしい絵から、解説を読めば読むほど怖さが増す絵まで全部で20の「怖い絵」が次々に紹介されている。有名どころも多く、見たことはあるんだけど全然考えたことがなかったよということもいっぱい。絵の鑑賞法が分かるとともに、西洋史などの勉強にもなる。なにせ著者はドイツ文学、西洋文化史の専門家なのだから。中で紹介される絵はカラーなのが嬉しい。絵画に関心のある人はもちろんだけど、全くない人でも楽しめる本。