『投資戦略の発想法 2008』木村剛

投資戦略の発想法〈2008〉

投資戦略の発想法〈2008〉

ぶあつく、しかもニ段組のハードカバーという見た目とは異なり、かなり読みやすい1冊(組版もとてもいい。読みやすさは抜群だ)。長く愛されている定番本になっているようだが、「2008」の改訂版は最新の社会情勢やデータを織り込んでいて、かなり手をいれ、しっかり編集しなおしているんだろうと思われる(しかもかなりの良心価格)*1
説いているのは、普通の人がゆっくり資産を築いていくための方法。決して無理をせず、上手い話に飛びつかず、まずは足元を見て(=自分の仕事をしっかりして)、リターンよりもリスクをいかに分散させて資産を増やすかについて。
この分野ではド素人な私だが、これは資産管理を考える人にとって読んでおくべき本であると言う事はできる。読んで損はない。

*1:余談だが、前の版は2005年に出た「最新版」。ややこしい。ちなみに、版元はアスコム