妊婦と救急車

29日朝、陣痛を訴える奈良県橿原市の妊婦(38)が相次いで病院に受け入れを拒まれ、途中で交通事故にも遭った末に流産した。同県内では昨夏にも受け入れを拒まれた妊婦が死亡したばかり。行政が産科医療の受け入れシステムを主導していたが、機能しなかった。
http://www.asahi.com/national/update/0829/TKY200708290320.html

つい最近、自分も救急車で運ばれた妊婦だったので(参考:8月11日)、人事とは思えないニュース。
自分の場合は、いったん病院に行ってからの救急車だったので、深夜だったとはいえ病院の先生が搬送先を探してくださった(それでも受け入れ先を見つけるまでに結構時間がかかった)からよかったが、このような場合、まるで「運」で決まるような受け入れ態勢でいいのだろうか。

奈良県荒井正吾知事は30日夜の記者会見で、ハイリスクの妊婦や新生児の搬送先を探す「県周産期医療システム」を改善する意向を示した。病院や消防のほか、国や大阪府の担当者を交えた検討委員会を9月上旬にも立ち上げ、11月中に対応策を決める。
http://www.asahi.com/kansai/news/OSK200708300057.html

とあったが、全国各地でシステムの確立を望みます。