図書館と喫茶店

家にいても暑いだけなので、最近図書館や喫茶店によくいく。そこで気付いたのだが、平日の昼間の生息分布図としてこの2つの場所の層はほとんど重なってないことだ。

図書館はよく言われるように、定年後らしきオジサン方が多い(もう少し若い層もいないこともないが主流は50〜60代)。概ね1人で来ていて、もくもくと雑誌や新聞を読んでいる。続いて目につくのが、未就学児をつれた母子。自分もチビを連れてこれば、この層になる。そして、夏休みらしく学生たち。自ら来たのか親に言われてきたのか分からないが、宿題を広げてやっている子や、受験勉強している子などなど。集中力の持たない子、すぐに友達に話しかけちゃう子、逆に黙々とドリルをこなしている子、、、見ていて結構面白い。

対して喫茶店(ファーストフード、カフェなども含む)は、圧倒的にオバサンが多い。2人〜数人固まってぺちゃぺちゃやっているのは、決まってオバサン連中だ。場所柄(ビジネス街ではなく住宅街)仕事で打ち合わせしていると思しき人は少ないが、PCを持ち込んで熱心に打ち込んでいる人や仕事の書類などを読んでいる人もいる。彼(彼女)らはたいてい1人。友達かデートなのか知らないが、2、3人の若い人も結構いる。だが、ここにはオジサンや子どもの姿はあまりない。

自分の中では、「涼しくゆったり本を読める場所」くらいの位置づけで、有る意味、同じ目的をもった場所だったけど、世間ではそうではないのね(当たり前か)。どちらの場所にしても若くない、かといってそれほど歳もとってない、しかも子連れでもない(そして、腹のでかい)私は少数派。お金がかからず、いろんな本が提供されている図書館、お金がかかるし、長居の心苦しさはあるが、おやつをつまんだりなにか飲みながら、適度なざわめきと動きの心地よさが提供される喫茶店、赤子が産まれるまでしばし楽しませてもらおう。